プラスチック成型・加工ならPLAMOへ

ウエルドラインについて

2009/12/4 (金) Posted in プラスチック成形事例

ウエルドラインの強度不足はプラスチック業界の永遠のテーマである。
折角ガラス繊維入りの材料を使って製品の強度UPを図っているのだが
ウエルドラインの強度不足に直面する。
一般的に引っ張り・曲げ強度で3割~5割程度の強度しか得られないと
言われているが、100%のカタログ強度があっても30%の強度しか
実現できないと言う事である。
ウエルドラインを作らない方法としてゲートの配置、数量を考慮することが
最大の防御策となっているが、充填圧力不足により寸法がでない事や
ボイドが入るなどの問題が浮上する。
実際の製品では穴の空いた部分には必ずウエルドラインが発生し問題となる。
穴の空いた製品の場合、特に穴を取付け用として使う事が多く
非常に強度が加わる場所である事から厄介な問題として残る。

ヒートアンドクールでもガラス繊維入りの材料の強度不足は解消しないと
記載していますが、ウエルドラインに形成される繊維の配向がウエルドライン部以外のそれと大きく異なり
強度劣化を起こしている事が最大の問題であり、ヒートアンドクールでの改善は
見込めない。

ガラス繊維等の添加剤の入っていない材料(ナチュラル系)の場合は比較的に
強度劣化は起こらない。
弊社の試験結果では7割~9割の引張強度が実現できています。
とはいえウエルドライン部はVノッチ状の溝が形成される事から、
製品に応力をかけた状態が継続する場合や繰返し応力の掛かる環境では
注意が必要である。

2011,10,13追記
弊社ではIMM工法を2011年3月に確立しています。(詳しくはIMM技術資料を参考にして下さい)
この工法ではウエルドライン強度不足を大幅に改善する事ができます、
材質により強度改善の数値が異なりますが、
引張・曲げ強度改善は30%~100%であり、変位は30%~100%の改善となります。
この数値はプラスチック業界の方であればお解りと思いますが、
画期的な数字であり、これからのプラスチックの可能性を広げることが出来ます。

ボイドレスのIMP工法
ウエルド強度UPのIMM工法
この二つの技術により高信頼性部品の製造を行なえる技術が確立いたしました。
改善数値等、お気軽にお問合せください。

2009年12月に投稿したPLAMOの記事一覧

Post a Comment