プラスチック成形・加工の豆知識

射出成形概要

射出成形はプラスチックの成形方法で一番普及している加工方法である。
基本的にはこの方法が開発された50年前と殆ど変わっていない。

プラスチックペレットをホッパー口より供給しスクリューの回転によりヒーターで熱せられたバレル内を前進し、その工程で加熱、加圧により溶融し、バレルの先端部のノズルより高圧で金型のキャビティー内に射出し、冷却・固化型から製品を取り出すといった工程である。

現在は成形条件の安定を図る技術が発達してきています。
近年は電動機と呼ばれる、全ての制御がサーボモーターで行う成形機が主流となり、それまでの油圧制御に代わってきています。
その他、計量の安定、高速射出時のスピードの安定、可塑化の安定と様々な成形条件の安定策が施されてきています。

問題となるのが成形条件の設定が製品形状、金型の出来で大きく変わってしまう事です。この事から分かるように、成形条件の適正化は各企業の技術者の能力によります。

当社のように製品設計、金型設計、製作、射出成形と全てのノウハウを有している企業は少ないと思いますが、
良い製品を作るといった目的では重要度は下記の割合をイメージしています。


製品設計の重要度が50%と一番高い数値となっています、このくらいの重要性があります。 
詳しくは「豆知識コーナー」を参考にして頂きたいのですが、  まず、設定する成形材料の性格、添加剤の性格を理解する必要があります。
バレル用ヒーターの温度設定で樹脂の溶融状態がどのように変化するといった事が重要です。
次に金型の構造を理解してから設計する事をお勧めします。  
金型構造を無視した製品設計では、冷却の不均一を招きソリやヤケなどの不良が発生します。そればかりか金型の寿命を大きく左右します。  勿論、成形性にも注意をしなくてはなりませんが、成形性の面では比較的に薄い均一肉厚を基本に考えて設計しますと  大きな問題にはならないでしょう 
※偏肉、圧肉で設計をしなくてはならない状況の場合は「IMP工法」を御検討ください。

近年、射出成形技術をベースに様々な技術を付加させて新たな成形技術が開発されています。

Post a Comment