ガラス繊維入り樹脂のウエルドラインについて

繊維状添加剤(ガラス繊維 カーボン繊維 チタン酸カリウム繊維 等)を含有した材料は繊維強化樹脂として高強度部材に使用されています。しかし製品の形状からウェルドラインが発生した場合、ウェルドライン部は強度低下部として存在します。一般的ガラス繊維の場合、その含有量や繊維の長さにもよりますが、ウェルドライン以外の強度の半分程度であると認識して良いと思います。(詳しくは材料メーカーのカタログを参照)

このウェルドライン強度不足を回避する方法としてはゲートの位置をずらして応力の掛かりにくい位置にウェルドラインを発生させる方法を採用しています。多くの企業において大きな事故につながる事例として多点ゲートにて対策を施した場合、コールドスラグやゲート詰まりなどでイレギュラーにキャビ内の流動が変わる場合です。このことで想定していない事態となり、ウェルドライン位置が大きく異なることで、予期せぬ強度不足製品が使用されることになります。

IMM工法はウェルドライン強度不足を根本から解決する技術です。キャビ内の圧力を読み取りウェルドラインを分散させることで、イレギュラーのない安定した強度UPを保証します。


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