樹脂ブロックの販売(切削用)

当社はIMP工法を使った「IMPブロック」の製造販売を行っています。

開発時に量産を想定した材質により切削加工で部品を製造し、評価・検証を行う工程において評価精度を高めることが出来ます。

近年様々な樹脂材料が開発されております。アロイ技術であったり、添加剤の能力であったりしますが、今まででは考えられない性能を持った材料です。

これらの材料は通常の加工方法(押出成形)では成形できないものが多く、また製品の密度が低いことから切削素材としては不向きな材料といえます。「IMPブロック」はその分野にも広く対応出来ます。

○「IMPブロック」の利点

・材料を少量で加工できる(25kg~)
・短納期で加工できる(最短1週間)
・最適のサイズでご提供
・密度が高く、切削後の強度が高い
・繊維状添加剤・多様な添加剤入りの材料に対応出来る
・軟質材に対応出来る
・X線CTによる内部欠陥の管理・検査体制

 

○「IMPブロック」による強度評価方法

量産を想定した樹脂材料でブロックから切削加工にて部品を作る場合、射出成形で形成される比較的強固なスキン層を削除することになります。よって切削にて加工した部品は本来持っている強度より低下することが想像できます。材質にもよりますが、強度低下は50%程度であろうと思います。切削加工にて作られた製品を評価する場合、強度面を要求性能としている製品において、強度低下した製品にて評価を行うことになります。この製品で要求強度を満足した場合、射出成形にて同形状のものを作った場合は強度低下分のアドバンテージがあるということです。

正確な性能評価を行う必要のある場合は、性能評価用途としてブロックから削り出して性能の違いを確認されることをお勧めいたします。

 

○「IMPブロック」によるその他評価方法

強度以外に評価を行うものに、性能を付加した材料の評価となります。耐熱性であったり、耐薬品性、摺動性、光拡散性、放熱性など様々なものがあります。ブロックより切削加工を行う場合は全ての性能が低下するとお考えください。

例えば耐薬品性の場合、切削加工により荒れた表面より薬品が侵食することが想像できます。その性能低下は面粗さであったり、添加物の種類などで異なります。

正確な性能評価を行う必要のある場合は、性能評価用途としてブロックから削り出して性能の違いを確認されることをお勧めいたします。


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